認知症の高齢者が免許返納後に事故をしてしまうって話
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4年前に免許を返納した認知症の85歳の男性が車を運転して事故を起こしたなどとして、書類送検されていたことが分かりました。
東京・大田区に住む85歳の男性は5月14日に無免許で車を運転して物損事故を2件起こしたうえ、届け出をせずに立ち去ったとして書類送検されました。この事故でけがをした人はいませんでした。警視庁によりますと、この男性は認知症で、事故の約1時間半後に横浜市内で警察に発見されましたが、「何も覚えていません」と混乱した様子だったということです。男性は4年前に運転免許を返納していました。
認知症に詳しいメモリークリニックお茶の水・朝田隆理事長:「(認知症の影響で)予想もしなかった想定外のことを突然することは割とある」
認知症の患者は症状が軽くても免許を返納したことを忘れて運転してしまう例もあり、専門家は患者を抱える家族に注意を呼び掛けています。
高齢者社会
【2017年、日本の人口の27.7%が65歳以上で、13.8%が75歳以上である】
日本の高齢化問題ですね・・・
現在の出生率を元に人口を予測すると、2060年までに65歳以上が人口の39.9%を占め、総人口は2010年の1億2,800万人から2060年には9,284万人に減少する
私が老人になる頃には全体の40%が高齢者とのことです。
恐ろしい時代ですね。(今でも十分に恐ろしいですが)
高齢者の免許返納率
高齢化社会の問題は多々ありますが、
ひとつに高齢者の自動車事故ニュースが最近よく挙げられますね。
これに伴い、自動車免許の返納が若干ですが進んでいるようです。
警察庁の発表によると、2018年に運転免許を自主返納したのは、およそ42.1万人(75歳以上が29.3万人)と、2年連続で40万人を超えました。
が!!
これは75歳以上免許保有者の5%
どんだけ高齢者おるねん・・・・
免許返納により自動車事故は減って、よかったよかった・・・
ではありません!!
例によって前置きが長くなりましたが、
免許を返納した認知症高齢者による自動車事故問題
本題です。
今新たに浮上してきた問題がこれです。
「免許を返納したのになんで車乗ってるの!?」
認知症高齢者は免許を返納した事を忘れてしまい、今まで通りに車を運転してしまうようです。
驚きですが、実際にあるんです・・・
今日が何月何日何曜日かも分からなくなり、1日に何度も『今日は何日だ?』と家族に聞いたりする、5分前のことを忘れてしまう認知症と診断された70代の男性が、免許証の書き換えの案内ハガキを握りしめ、『いつ更新にいこうかなぁ』と1日何度も聞いてくる話を聞きました。家族は何度も、更新しないことを説明しても、本人は納得せず、いつまでもハガキを眺めていたそうです。車は認知症の診断がでてからすぐに処分したそうです。それも、『勝手に処分された、返してもらってこい』とずっと怒っていたようで、一緒に住んでる家族は ほんとに大変な思いをしてます。それでも、運転ミスで人様を傷つけてしまうよりはという考えですよね。言っても聞かないのが認知症という病気です。そして免許証を返納したところで、すぐに忘れます。
cfp*****さん
私の父も認知症で運転免許更新できず車の運転出来なくなったので、私が父の車のカギを隠して運転できなくしていたのですが、鍵が別のところにもう一個あったみたいで運転されてしまったことがありました・・・
tar*****さん
正直これはどうしたらいいんでしょうかね・・・
家族共有の車でしたら処分するわけにもいきませんし、
免許はもう返納したことを再度諭しても、忘れてしまうんですよね・・・
カギを隠してしまう・・・
しかし
うちも鍵を隠したりしましたが、なんと針金で無理矢理ドアをこじ開けようとした形跡を見つけて“クルマがある以上、返納の意味無し”と判断。
売却しました。les*****さん
キーを隠したのにどこからかスペアキーを探し出し運転。無事に帰ってきたものの、怖くなった家族が車を処分して2年もたったのに、最近「車はどこだ!?」と詰め寄ってきたそうです。
nan*****さん
とのコメントもありますし、
これ!といった対策はなさそうです・・・
車を処分してしまうしかないのでしょうか・・・
高齢化社会による問題はこれからも多々出てくるでしょう。
私たちはいったいどのようにこれらに向き合っていけばいいのでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。