ひらパーの着ぐるみアルバイト、熱中症で死亡
28日夜、大阪枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、着ぐるみを着てショーの練習をしていた28歳のアルバイトの男性が意識を失い、その後死亡しました。警察は熱中症で死亡したとみて、詳しいいきさつを調べています。
28日午後8時すぎ、大阪枚方市の遊園地「ひらかたパーク」で、キャラクターの着ぐるみを着てショーの練習をしていた男性の意識がないと、園のスタッフから消防に通報がありました。
男性は病院に運ばれましたが、その後死亡しました。
警察によりますと、男性は市内に住むアルバイトの山口陽平さん(28)で、28日は園が閉園したあとの午後7時半ごろ、着ぐるみを着た状態で屋外のステージでショーの練習を始め、25分間の練習を終えて控え室に戻ったあとに意識を失ったということです。
警察は遺体の状況から熱中症で死亡したとみて、詳しいいきさつを調べています。
ひらかたパークを運営する「京阪レジャーサービス」は、「誠に遺憾であり、原因の究明と再発防止に努めます」とコメントしています。
起こるべくして起こってしまった事件ですよね・・・
長い長い梅雨が終わり、各地で猛暑になっています。
この陽気の中でキグルミを着てダンスするのは自殺行為過ぎると思います。
薄着で外にいるだけでも暑いですからね。
夏期のイベント時における「きぐるみの中の人」の温度環境について | 熱ゼロ研究室 | 熱中症ゼロへ - 日本気象協会推進
こちらのサイトのデータを引用しますと、
気温が33度程度の場合、
キグルミの中の温度は40度~43度程度になってしまうようです。
とんでもない暑さですよね・・・
気温がもっと高い日には50度前後あるのかもしてません。
ちなみに、かの有名なふなっしーは
暑さとの戦いのため、15~30分おきに「梨の妖精界に戻る」
との事。
2018年にはディズニーランドが過重労働とパワハラで訴訟を起こされていましたよね。
「着ぐるみの中は夏場だと50℃を超える暑さになります。ただでさえ重たい上に、給水用のボトルを肩に掛けるので、首や肩への負担も大きい。女性労働基準規則では成人女性は20㎏以上の重量物を取り扱う業務への従事は禁止されています。着ぐるみの場合、演技時間が15~30分程度が普通ですが、ディズニーは1回40~45分のショーやパレード、ゲストと触れ合うグリーティングを1日に何度も行い、間の休憩時間が15分程度と短いことも問題です」
夏の着ぐるみでの仕事はとても過酷です。
やりがいもあるでしょうが、身の安全を第一に考えて仕事を行って欲しいですし。
この事故をうけて、各所でキグルミでの労働環境の見直しを行ってもらいたいですね。
ご覧いただきありがとうございました。