ネット上での死ね・殺すのコメントは脅迫罪になっちゃうよって話

 

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タレントの堀ちえみさんのブログに複数回にわたって「死ね」などと書き込んだとして、北海道の主婦が書類送検されていたことが分かりました。

 脅迫の疑いで書類送検されたのは、北海道に住む50代の主婦で、今年1月から2月にかけてタレントの堀ちえみさんのブログに誹謗中傷を書き込み、脅した疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、主婦は堀さんのブログに複数回にわたって「死ね、消えろ」などと書き込んでいました。任意の事情聴取に対し、容疑を認めているということです。

 堀さんは今年2月と4月に、舌がんと食道がんであることをブログで公表していました。

 定期的にでてくるニュースですねぇ・・・

今回は堀ちえみさんのブログでのコメント欄で複数回脅迫文を書いたことで書類送検されていますね。

ブログや掲示板で「死ね」「殺す」等の書き込みでも十分脅迫罪にあたるんです。

 

ネットの書込で脅迫になるか?|脅迫 弁護士に無料相談

 

👆ここのサイトで詳しく内容を知る事が出来ます。

書込みの内容が、他人の生命、身体、自由、名誉または財産を加害する内容である場合には注意が必要です。たとえば、「殺す」「火をつける」「相手のわいせつな写真をばらまく」などの内容は、他人への加害を内容とします。

しかし、他人に害を与える内容であっても、抽象的であったり、実現不可能であったりする場合には、脅迫罪は成立しません。たとえば、「天罰が下る」とか「不幸になる」とかいう内容は、いくら書き込んでも犯罪は成立しません。

他人への具体的な加害を内容とするものであっても、無差別の殺人予告などの書込みについては、通常、脅迫罪は成立せず、捜査や警備を担当する警察の業務を妨害したという理由で、業務妨害罪が成立することになります。

 具体的に他人に対して「死ね」「殺す」と書いた場合は当然脅迫罪。

不特定多数に対して書いた場合は警察への業務妨害罪にあたるようです。

どちらにしても犯罪ですね。

 

どうしてこんな事が度々起こるのでしょうか?

一番は匿名だから大丈夫という考え

ではないでしょうか?

面と向かって他人に誹謗中傷出来る人はそんなにいないでしょうが、

インターネットでは基本的には本名を出さずに匿名でコメントできてしまいます。

Twitterでも5ちゃんねるでも然りです。

その為気軽に誹謗中傷をコメントしてしまうんですよね。

 

しかーーーーし、

一般人が、ネット上の書込みから身元を特定することは、名誉棄損などを理由とする裁判上の手続を踏まない限りは、できません。

一方、脅迫に当たる書込みをされた被害者が、警察に、被疑者不詳で被害届を出し、警察が捜査に乗り出すと、警察は捜査関係事項照会という法律上の手続を利用して、IPアドレスから発信者情報を特定することができます。

 警察はIPアドレスからコメントした人間を割り出せてしまうのです。

匿名だから大丈夫だと思うのは甘い考えです。

 

現実社会では、スマホボイスレコーダーの発達により簡単に録音出来てしまう世の中になっています。

ネットにおいては、永久的に書き込んだ内容が記録されてしまいます。

 

 

ネット上でも現実社会でも他人に対し誹謗中傷するのはやめましょう。

当たり前の事です。無用なトラブルは避け、常識的な言動を心がけましょうね。

 

ご覧いただきありがとうございました。